キリギリスの子ども
- 2020/04/23
- 14:14
コロナ対策緊急事態宣言のため、学園の再開は5月11日(月)となりました。しかし、いつ宣言が解除されるのか延期されるのか、今のところ分かりません。
さて、学園生の皆さんは元気でしょうか?スタッフが電話で連絡していますが、声だけではやはり心配です。早く顔を合わせてお話ができるよう祈っています。
今日、学園内を歩いている時、ふと足下を見ると小さなキリギリスの子どもが居ました。今は小さいけれども夏には大きくなり「ぎーっちょん ぎーっちょん」と大きな鳴き声を聞かせてくれることでしょう。
金子みすゞの詩「きりぎりすの山登り」を紹介します。

きりぎつちよん、山のぼり、
朝からとうから、山のぼり。
ヤ、ピントコ、ドッコイ、ピントコ、ナ。
山は朝日だ、野は朝露だ、
とても跳ねるぞ、元氣だぞ。
ヤ、ピントコ、ドッコイ、ピントコ、ナ。
あの山、てつぺん、秋の空、
つめたく觸(さは)るぞ、この髭に。
ヤ、ピントコ、ドッコイ、ピントコ、ナ。
一跳ね、跳ねれば、昨夜(ゆふべ)見た、
お星のとこへも、行かれるぞ。
ヤ、ピントコ、ドッコイ、ピントコ、ナ。
お日さま、遠いぞ、さァむいぞ、
あの山、あの山、まだとほい。
ヤ、ピントコ、ドッコイ、ピントコ、ナ。
見たよなこの花、白桔梗(しらききやう)、
昨夜のお宿だ、おうや、おや。
ヤ、ドッコイ、つかれた、つかれた、ナ。
山は月夜だ、野は夜露、
露でものんで、寢ようかな。
アーア、アーア、あくびだ、ねむたい、ナ。
『金子みすゞ童謡全集』(JURA出版局)より
さて、学園生の皆さんは元気でしょうか?スタッフが電話で連絡していますが、声だけではやはり心配です。早く顔を合わせてお話ができるよう祈っています。
今日、学園内を歩いている時、ふと足下を見ると小さなキリギリスの子どもが居ました。今は小さいけれども夏には大きくなり「ぎーっちょん ぎーっちょん」と大きな鳴き声を聞かせてくれることでしょう。
金子みすゞの詩「きりぎりすの山登り」を紹介します。

きりぎつちよん、山のぼり、
朝からとうから、山のぼり。
ヤ、ピントコ、ドッコイ、ピントコ、ナ。
山は朝日だ、野は朝露だ、
とても跳ねるぞ、元氣だぞ。
ヤ、ピントコ、ドッコイ、ピントコ、ナ。
あの山、てつぺん、秋の空、
つめたく觸(さは)るぞ、この髭に。
ヤ、ピントコ、ドッコイ、ピントコ、ナ。
一跳ね、跳ねれば、昨夜(ゆふべ)見た、
お星のとこへも、行かれるぞ。
ヤ、ピントコ、ドッコイ、ピントコ、ナ。
お日さま、遠いぞ、さァむいぞ、
あの山、あの山、まだとほい。
ヤ、ピントコ、ドッコイ、ピントコ、ナ。
見たよなこの花、白桔梗(しらききやう)、
昨夜のお宿だ、おうや、おや。
ヤ、ドッコイ、つかれた、つかれた、ナ。
山は月夜だ、野は夜露、
露でものんで、寢ようかな。
アーア、アーア、あくびだ、ねむたい、ナ。
『金子みすゞ童謡全集』(JURA出版局)より
スポンサーサイト