Vol.86 2月27日(火) 「SSTレストラン」&「おやサポ神出の会」
- 2018/02/28
- 12:54




「SST(ソーシャルスキルトレーニング)プログラム」での実践の場、「食べ物工房」「料理」「食育」の成果発表の場として、「SSTレストラン ~神出レストラン~」を本日、学園食堂内に「1日限定」で開店しました。
学園の食堂を「レストラン」に少々「改装」し、テーブルの上には「華道」プログラムで生けたフラワーアレンジメントを飾り、可愛く改装するとともに、玄関には「看板」を立て、レストラン風な空間に仕立てていました。
11:30開店で、「レストラン」に入るや否や、「店員」になりすました学園生が「いらっしゃいませ、お客様は何名ですか?」と明るく迎え、「店員」がテーブルまで案内してくれました。メニューには「Aランチ」「Bランチ」「Cランチ」の3種類があり、どれもおいしそうでしたので、注文を聞きに来た「店員」のおすすめメニュー「Bランチ」を注文しました。




「Bランチ」は、私の大好きな「ミートローフ」で、おすすめどおりとても美味しくいただきました。食堂のカウンターには、2種類のおにぎりと4種類の手作り漬物、デザートがあり、家庭的な雰囲気のある、神出ならでは「レストラン」だったと思います。
学園生は、これまで「SST」プログラムをはじめ、ワンデイワーク、チャレンジウィークなど、日常的に「就労体験」を重ねていき、このような体験を通じて、働くことの意義を実感するとともに、SSTで身に付けた技法を実践し、人に接することに慣れ、仕事に活かせるよう取り組んできました。この「レストラン」でも、顧客がいい雰囲気で食事ができるよう、「店員」が好感のもてる表情や態度、言葉遣いに心掛けてくれました。
単に食事を摂るだけでなく、「レストラン」という空間において、顧客に有意義な時間をもたらし、「また来ようか」と思わせる意欲の高揚につなげることができることは、レストランにとって大切なこと。そして、食事を楽しむ場、顧客がくつろげる場を提供することが「店員」の使命です。その意味で、今日の「SSTレストラン」での学園生は、「レストラン」のミッション達成のため、「役になりきること」ができるようになりました。
相談指導課を中心に、講師の湯川先生、食堂の調理員の皆さん、料理関係プログラムの担当スタッフにも大変お世話になりました。そして、店員役あるいは調理師役になりきった学園生の皆さん、お疲れ様でした。
本日は、保護者の方にもお越しいただき、「顧客」になりきってご賞味していただきました。学園生の本気度もアップしたことでしょう・・・。








午後は、「おやサポ神出の会」最終回でした。8名の保護者の方にお越しいただき、相談指導課のスタッフ(カウンセラー、看護師)とともに、各家庭の様子について、情報交換しました。
参加された保護者の方からは
「他のお母さんと話ができて、自分だけじゃないんだと、内心ほっとしました」
「子供の笑顔が増えていくのを見て、「こうあるべき」という思いがなくなりました」
「スタッフさんをまねて、誉めるようになりました」
など、たくさんの感想をいただきました。
今年度は、年間8回開きました。保護者のご要望に沿ってテーマ設定し、専門家などを招いて有意義に研修しました。本日も、平日にもかかわらずご参加くださり、私たちと熱心に話し合いができたこと、本当にうれしく思います。
来年度も、一人でも多くの保護者の方にお越しいただき、お互いに交流を図りながら、楽しく役に立つ内容となるようにしていきます。
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