Vol.69 12月2日(土)第9回ユネスコスクール全国大会出席
- 2017/12/06
- 19:37




本学園が今年3月にユネスコスクールの加盟承認をいただいて以来初めて、ユネスコスクール全国大会に出席しました。文部科学省と日本ユネスコ国内委員会が主催し、すべての市立小・中・特別支援学校がユネスコスクールに加盟している、福岡県大牟田市の大牟田文化会館で開催された第9回大会には、全国から約900名の関係者が集まりました。
ユネスコスクールは、UNESCO(ユネスコ)の掲げる理念の実現のため、平和や国際的な連携を実践する学校であり、持続可能な開発のための教育(ESD)を推進し、貧困、飢餓、気候変動、環境など、17の持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けて取り組んでいるところです。




当学園においても、豊かな自然環境を生かし、これまで、ギフチョウの放蝶、ビオトープを活用した水中生物やホタルの観察、みどりのカーテン、コンポストを活用した堆肥づくり、羊毛を活用した小物作り等に取り組んできました。このような体験を通して「私たちは自然の中で生かされている」ことを実感し、この環境をこの時代だけで使い切らず、次代に引き続きバトンタッチできる意識がより高まるよう、「神出のESD」を推進していくことが必要だと認識しています。




大会当日は、文部科学省からのESD推進に関する施策説明の後、ユネスコ本部教育局ユネスコスクール担当課長のザビーネ・デツェル氏から、ユネスコスクールの国際的な動向について説明があり、昼食の時間には「ランチョンセッション」として、3つの企業の社会貢献活動(CSR)の紹介がありました。
午後は、10の分科会があり、私は「チーム学校とESD」のテーマで、学校での推進方策について意見交換をしました。その中で、ESDを積極的に推進している東京都の小学校の校長先生から、「今の教育活動を整理すれば、ESDの取組につながるものがあり、現状の取組を工夫することが推進に大切なこと」との意見が印象的でした。神出の取組を振り返ればその意見がそのままあてはまり、なぜこのプログラムに取り組んでいるのか、その根幹を認識していくことが大切だと実感することができました。
今後、他の教育機関等での動きを参考にしながら、神出学園としての取組を充実させていきたいと思います。




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