Vol.55 10月14日(土)~15日(日)森林ボランティア養成講座 修了
- 2017/10/17
- 13:47
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神出学園の職員研修の一環で参加していました、県主催「森林ボランティア養成講座」も最終回となりました。第1回が7月1日に始まり、第2回(9月3日)、第3回(9月23日)と順調にメニューをこなし、いよいよ大詰めを迎えました。県内の森林保全活動に取り組む森林ボランティアの養成を目的に、毎年実施されています。神出学園も広大な敷地に大木や日の入らない森がありますので、学園生の環境保全への意識を高め、将来、地域貢献への取り組みを通して自己有用感を育みたいと考え、校長と主任専門指導員3名が第1回から毎回参加しました。県内から45名の方が参加されていました。
今回は、多可町のホテル「エーデルささゆり」での1泊2日です。
1日目は、まず、「NPO法人ひょうご森の倶楽部」の方を講師に、ホテル近くの山林で、「人工林の間伐・枝打ち」をしました。間伐木が周辺の木に引っ掛からないよう倒木の方向を決め、間伐木にロープをかけのこぎりを使って伐採。そのとき、決めた方向に倒木するよう、班員で一斉にロープを引きました。伐採は5人一組で、安全確認、ロープがけ、伐採、牽引を行いました。「安全はすべてのことに優先される」・・・このことばを実践するために、倒木する方向の判断、作業領域周辺の安全確認と合図、作業者相互の声掛けなど、チームワークが極めて大切であることを認識しました。
午後の後半には救急救命講習として心肺蘇生法を実習しました。救急救命の一線におられた専門医指導のもと、「急病者発生後救急車が来るまでが生死の分かれ目になる」との認識で、「AEDを併用した心肺蘇生」を全員が実習し、最後には、「人が倒れてから救急車が到着するまでの実際の時間を想定した訓練」を行いました。緊急時の冷静かつ正確な対応が救命につながることを改めて実感しました。
夕食後の「交流会」では、実施主体の「ひょうご森の倶楽部」、地元神出の「雌岡山梅林を育てる会」など、多くの参加者と交流しました。神出学園のことにも関心を持ってくださり、「応援にいくよ」とのお声掛けもいただきました。また、伐採した木を活用した「仕掛け」が会場の雰囲気を演出してくれ、この「仕掛け」は神出でも試行したいと思います。

2日目は、ホテル近くの山で「もみじ」の植樹をしました。受講者全員が、昨日の伐採木で作った名前入りの杭を打ち込み、その横にもみじの苗木を植えました。小雨で泥にまみれながら、互いに協力して植樹を終えることができました。研修での達成感も最高潮です。

その後、上級者の取組発表のあと、戸田多可町長(県町村会長)の講話がありました。人口減少が進む中、地域活性化に意欲的に取り組む自信に満ちた姿を生で見ることができました。「山田錦」「杉原紙」「敬老の日」の発祥地として全国にも有名になり、身近なところでは、マイスター工房八千代の「巻きずし」540円。関西全ての民放とNHKにも取り上げられたとのこと。最初は3人でスタートした工房が今では40人の従業員に膨れ上がり、日産1500本が売り切れ状態にもなるほどの人気に。また、シカによる獣害対策としてペットフードの生産に着手したりと、「マイナスをプラスにする」発想を念頭に、攻めの行政手腕に感銘を受けました。行政運営のキーワード、「選択と集中」、「森林の多様性を生かした発想の転換」は、相通ずるものがありました。
修了式では、神出学園の4名を含めて、すべての講座を修了した者に、県豊かな森づくり課の山口課長から「修了証」と「作業用ヘルメット」が授与されました

地球温暖化や野生鳥獣による農業被害等が広がる中、森林保全活動は、持続可能な社会形成を進めるための一助であり、「人と人、人と自然との調和」「地域への貢献」につながることを改めて実感しました。今後、学園での支援活動に生かしていきたいと参加者一同再認識した機会にもなりました。
担当課の樋口さん、NPO法人ひょうご森の倶楽部の山下代表をはじめメンバーの皆さん、受講者の皆さん、お世話になり有難うございました。そして、今後とも、どうぞよろしくお願いします。

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神出学園の職員研修の一環で参加していました、県主催「森林ボランティア養成講座」も最終回となりました。第1回が7月1日に始まり、第2回(9月3日)、第3回(9月23日)と順調にメニューをこなし、いよいよ大詰めを迎えました。県内の森林保全活動に取り組む森林ボランティアの養成を目的に、毎年実施されています。神出学園も広大な敷地に大木や日の入らない森がありますので、学園生の環境保全への意識を高め、将来、地域貢献への取り組みを通して自己有用感を育みたいと考え、校長と主任専門指導員3名が第1回から毎回参加しました。県内から45名の方が参加されていました。
今回は、多可町のホテル「エーデルささゆり」での1泊2日です。
1日目は、まず、「NPO法人ひょうご森の倶楽部」の方を講師に、ホテル近くの山林で、「人工林の間伐・枝打ち」をしました。間伐木が周辺の木に引っ掛からないよう倒木の方向を決め、間伐木にロープをかけのこぎりを使って伐採。そのとき、決めた方向に倒木するよう、班員で一斉にロープを引きました。伐採は5人一組で、安全確認、ロープがけ、伐採、牽引を行いました。「安全はすべてのことに優先される」・・・このことばを実践するために、倒木する方向の判断、作業領域周辺の安全確認と合図、作業者相互の声掛けなど、チームワークが極めて大切であることを認識しました。
午後の後半には救急救命講習として心肺蘇生法を実習しました。救急救命の一線におられた専門医指導のもと、「急病者発生後救急車が来るまでが生死の分かれ目になる」との認識で、「AEDを併用した心肺蘇生」を全員が実習し、最後には、「人が倒れてから救急車が到着するまでの実際の時間を想定した訓練」を行いました。緊急時の冷静かつ正確な対応が救命につながることを改めて実感しました。
夕食後の「交流会」では、実施主体の「ひょうご森の倶楽部」、地元神出の「雌岡山梅林を育てる会」など、多くの参加者と交流しました。神出学園のことにも関心を持ってくださり、「応援にいくよ」とのお声掛けもいただきました。また、伐採した木を活用した「仕掛け」が会場の雰囲気を演出してくれ、この「仕掛け」は神出でも試行したいと思います。




2日目は、ホテル近くの山で「もみじ」の植樹をしました。受講者全員が、昨日の伐採木で作った名前入りの杭を打ち込み、その横にもみじの苗木を植えました。小雨で泥にまみれながら、互いに協力して植樹を終えることができました。研修での達成感も最高潮です。




その後、上級者の取組発表のあと、戸田多可町長(県町村会長)の講話がありました。人口減少が進む中、地域活性化に意欲的に取り組む自信に満ちた姿を生で見ることができました。「山田錦」「杉原紙」「敬老の日」の発祥地として全国にも有名になり、身近なところでは、マイスター工房八千代の「巻きずし」540円。関西全ての民放とNHKにも取り上げられたとのこと。最初は3人でスタートした工房が今では40人の従業員に膨れ上がり、日産1500本が売り切れ状態にもなるほどの人気に。また、シカによる獣害対策としてペットフードの生産に着手したりと、「マイナスをプラスにする」発想を念頭に、攻めの行政手腕に感銘を受けました。行政運営のキーワード、「選択と集中」、「森林の多様性を生かした発想の転換」は、相通ずるものがありました。
修了式では、神出学園の4名を含めて、すべての講座を修了した者に、県豊かな森づくり課の山口課長から「修了証」と「作業用ヘルメット」が授与されました




地球温暖化や野生鳥獣による農業被害等が広がる中、森林保全活動は、持続可能な社会形成を進めるための一助であり、「人と人、人と自然との調和」「地域への貢献」につながることを改めて実感しました。今後、学園での支援活動に生かしていきたいと参加者一同再認識した機会にもなりました。
担当課の樋口さん、NPO法人ひょうご森の倶楽部の山下代表をはじめメンバーの皆さん、受講者の皆さん、お世話になり有難うございました。そして、今後とも、どうぞよろしくお願いします。




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