Vol.38 8月4日(金)~7日(月) 東北ふれあい交流事業
- 2017/08/11
- 08:40




8月4日から7日まで、学園生14人、スタッフ4人の計18人が、東日本大震災で被害を受けた宮城県亘理郡山元町を訪問し、無事帰神しました。7日は、台風5号の影響で、当初予定の帰路のルートを日本海回りに変更したり、台風の影響で万一、帰宅できない学園生のために、寮で宿泊できるよう態勢を整えていましたが、何とか回避できました。
1日目は、朝7時15分頃学園を出発し、20時半頃現地に到着しました。約2時間おきの休憩以外はバスの中でしたが、旅館での食事の後、部屋に用意された布団の上でようやくほっとした様子が見られました。




2日目(5日)は、現地の方々や宮城大学の学生とともに、イベント「山元子どもも大人も遊び隊」の運営準備・参加に臨んだあと、交流会に参加し交流を深めました。イベントでは、地元の人たちとヨーヨー釣りや輪投げで楽しんだり、「神出名物」のジャグリング、バンド演奏を披露しました。終了後は、地元の方々とバーベキューで相互交流を図りました。イベント中、学園生は、「ゲスト」の子供たちに優しく接し、ジャグリングやバンド演奏ではいつもの生き生きした姿を見ることができました。




3日目(6日)は、バスで移動し、現地の方の案内で被災場所を見学しました。特に語り部の方の説明を聞いて、震災発生当時やその後の様子が学園生それぞれに十分伝わったことと思います。その後、地元の坂元地域交流センターを訪問しました。ここは、山元町の防災拠点として震災の教訓をもとに設計され、8月1日に開所したばかりだそうです。そして、4日目(7日)、朝6時半に現地を出発し、約13時間をかけて無事神戸まで帰ってきました。




学園生が、現地の方々との積極的な交流をとおして、人と人とのつながりの大切さを実感するとともに、平素から練習に練習を重ね努力してつくりあげてきた、クラウンに扮して披露したジャグリングが、地元の方々などから賞賛されるなど、自分自身の活動に自信が持てる感触を得られたのではないかと感じました。この貴重な経験を今後の人生でどのように生かすか、これからの行動に期待したいと思います。
最後に、このたびの訪問に際して、保護者の皆様のご理解、ひょうごボランタリープラザの支援により事業が成功裏に終えられたことに深く感謝します。
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