6月14日(火) 麦刈りで昭和30年代にタイムスリップ
- 2016/06/14
- 16:35
先週、楽農生活センターでの田植えについて書きましたが、前日の6日に行った麦刈りと脱穀について、遅ればせながら紹介します。
学園では、10年ほど前に、麦の栽培からパン作りまで全工程を体験するプログラムを実施したことがありますが、今年は久しぶりにそれを、今回はピザで復活します。昨年11月に種をまいた麦はもう十分熟れています。月曜午後の農園プログラムで刈り取りから脱穀まで一気にやってしまいました。

手で刈り取った麦はまず足踏み式脱穀機で籾にし、

それを唐箕(とうみ)で選別します。私の記憶では、昭和40年代前半までは、唐箕や足踏み式脱穀機はどこの農家でも使われていたように思いますが、稲作が機械化されてすっかり姿を見なくなりました。唐箕は、最近の蕎麦打ちや味噌づくりブームで金属製のものが市販されているそうですが、木製の唐箕が現役で働いているのは珍しいのではないでしょうか。

唐箕はひとことで言えば風力選別機で、上の穴から穀物を入れながら、ハンドルを回して丸い部分に内蔵された4枚羽の板で風を起こして、藁くずや籾殻は前の大きな口から飛ばし、身の入った籾は下向きの2つの口から、二段階に選別されて出てきます。
最近は、「お茶って自分でつくれるんですね!」(“つくる”というのは、茶の栽培とか茶葉を手もみするという大層なことではなく、単に“いれる”ということらしい)と感動したという笑えない話を聞きます。機械化に逆行したり、便利さを捨てたりすることは現実的ではありませんが、種からピザまでを体験することを通して、やろうと思えば自分で手作りできるのを知ったり、なかなか見ることのできない食べものの生産過程を想像する力を培って欲しいと願っています。
学園では、10年ほど前に、麦の栽培からパン作りまで全工程を体験するプログラムを実施したことがありますが、今年は久しぶりにそれを、今回はピザで復活します。昨年11月に種をまいた麦はもう十分熟れています。月曜午後の農園プログラムで刈り取りから脱穀まで一気にやってしまいました。


手で刈り取った麦はまず足踏み式脱穀機で籾にし、


それを唐箕(とうみ)で選別します。私の記憶では、昭和40年代前半までは、唐箕や足踏み式脱穀機はどこの農家でも使われていたように思いますが、稲作が機械化されてすっかり姿を見なくなりました。唐箕は、最近の蕎麦打ちや味噌づくりブームで金属製のものが市販されているそうですが、木製の唐箕が現役で働いているのは珍しいのではないでしょうか。




唐箕はひとことで言えば風力選別機で、上の穴から穀物を入れながら、ハンドルを回して丸い部分に内蔵された4枚羽の板で風を起こして、藁くずや籾殻は前の大きな口から飛ばし、身の入った籾は下向きの2つの口から、二段階に選別されて出てきます。
最近は、「お茶って自分でつくれるんですね!」(“つくる”というのは、茶の栽培とか茶葉を手もみするという大層なことではなく、単に“いれる”ということらしい)と感動したという笑えない話を聞きます。機械化に逆行したり、便利さを捨てたりすることは現実的ではありませんが、種からピザまでを体験することを通して、やろうと思えば自分で手作りできるのを知ったり、なかなか見ることのできない食べものの生産過程を想像する力を培って欲しいと願っています。
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