6月18日(木) 今日は梅雨冷えの一日
- 2015/06/18
- 11:29





昨年の今日も小雨模様でした。これから梅雨前線も北上し、本格的な梅雨の時期となっていきます。通常プログラムは雨に弱く、体験活動も制限されます。しかしこれも自然の流れ! 晴耕雨読を楽しみ、学園での人との関わりと自然の営みから元気や生きるヒントを得たいものですね!
昨日は、「元気アップセミナー」を開催し、講師として 郡司ななえ さんにお越しいただきました。27歳でベーチェット病により視力を失われました。それ以来、ご家族(盲導犬)とともにいくつもの壁を乗り越え人生を歩んでこられました。現在は作家として活躍されつつ、「盲導犬ベルナのお話の会」を主宰し、共に生きる社会とは・・・ 優しさとは・・・ をテーマに全国の幼稚園、小中学校、地域団体等での講演活動もされています。”生きることは何と素晴らしいことか!”との思いを伝えるべく、講演回数は約1,200回に及ぶそうです。
著書には、『ベルナのしっぽ』『ガーランドのなみだ』『見えなくても…私』(角川書店)、『そしてベルナは星になった』『ベルナのしっぽ』(ナナ・コーポレート・コミュニケーション)、『私らしく生きたい』(アールズ出版)・・・です。 『ベルナのしっぽ』はドラマ化もされました。
それでは「元気アップセミナー」の様子をご覧下さい。
BGMと共にご覧下さい。
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園生の感想は後日アップさせていただきます。郡司さんは現在70歳です。60歳になった時、「毎年新しいことにチャレンジしていこう!」と決心され、水泳や海外旅行、一日一万歩の実践等々挑戦の日々を送られています。講演では勇気の出る言葉をたくさんいただきました。
「生きることは何と素晴らしいことか」「この病と共に生きていこう(17歳でベーチェット病を発病した際)」「煎った豆でない限り必ず芽が出る」「人生はダブルヘッターである 一試合目の勝ち負けではない、二試合めにどう望むのかが大切」「私は運のいい人間」「もう後ろを振り返らない」「努力は誰のための努力?」「知ってもらって、分かってもらい、理解してもらう そうしないと受け入れてもらえない」「顔の目が見えても、心の目が見えなければ何も見えてこない」「犬にもプライドがある」「思い出は一緒に生きている」・・などなど 私の解釈も入れながら書き留めた言葉です。
こんな勇気ある強い郡司さんですが、自分の視力がなくなることを悟らされた時は、自分の未来のことなど考えられなかったと・・・ 「透明になりたい 静かに生きたい 透明な時間となって欲しい・・・・」と一年半アパートに引きこもっていたそうです。しかし、この引きこもりの時間がウォーミングアップとなり、心が「このままでいいんだろうか・・・」と叫びはじめた。現在はダブルヘッターの二試合目を活躍中です。郡司さんの言葉には張りと力強さがありました。笑顔には何とも言いようのない優しさがありました。色紙には「愛」と「未来」の文字か書かれていました。 郡司さんから園生に送って下さった四つの「心」を最後にお知らせします。
『あきらめない心』 『努力する心』 『工夫する心』 『常に勇気を持つ心』 この四つの心を持って生きていこう! ありがとうございます。
続いて避難訓練の様子です。42期生を対象に「元気アップセミナー」終了後に実施しました。清水総務課長の説明後に、男女各寮の2階から1階へと非常階段を使用し避難しました。残り3枚は、6月10日の「美術・陶芸」でのカレンダーづくり、6月15日の「ワンデイワーク」での学園祭ポスターづくりの様子です。






最後の写真は、塙副校長と園生による「男の勝負」の模様です。結果は下のFACEBOOKでお確かめ下さい。
本学園では卒業者アルバムはありません。昨年度はブログにより1年間の活動を報告してきました。園生の写真や感想も多数アップしています。この1年間のブログをPDFとして「神出学園ホーページ」にアップしています。ご自宅でプリントアウトしていただければ一冊のアルバムが完成します。表紙も用意していますので是非思い出として活用下さい。人生第2ステージのウォーミングアップ期として過ごした貴重な思い出を大切に歩んでいきましょう
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